2004年の冬のことです。
京都と大阪に家族二人で、旅行に行きました。わりと時間に余裕のある旅でした。
予定していた行き先がすべて終わり、予約した列車まで、少しフリーな時間ができました。
何もしないのももったいないので、駅前の漫画喫茶に入ることになりました。
私にとっては、運命的な出会いを、そこですることになります。
当時連載途中の「陰陽師」(夢枕獏さん原案、岡野玲子さん作)の単行本です。
ほんの1時間ほど読んだだけで、夢中になり、帰宅したら全巻そろえようと決めていました。
後で考えると、時間がたまたま余ったのも、漫画喫茶に入ったのも、読むべき理由が私にあったからだと思いました。
その後、第一部完結まで、わくわくしながら読んでいました。
書かれている内容は、とても難しく、そして、たまらなく魅力的です。
これから各巻ごとに、私自身が気になったことたちを、書かせていただこうと思います。