漫画「陰陽師」。
岡野玲子さん 夢枕獏さん原作。
同じ題名の作品が、今はたくさんありますね。
読み直すたびに、実際の古典を読んで、
勉強した方がいいだろうなと思うのですが、やってません。。。
毎回新しい発見もあります。
今回は、平安前期の文人、「紀長谷雄(きのはせお)」が一コマだけ、
晴明の言葉の中に登場していたことを発見!
今まで、読み飛ばしていて、頭の中に入っていなかったみたいです。
歴史の教科書に出てくる人々が、生きていて、行動するので、
その人たちがなんだかとても身近に感じてきます。
醍醐天皇(だいごてんのう)
菅原道真(すがわらのみちざね)
藤原時平(ふじわらのときひら)
そして、安倍晴明(あべせいめい)
源博雅(みなもとのひろまさ)
私たちと同じように、見えない未来に迷いながら、日々を送っています。
わからないから、不安だから、陰陽師や僧侶に頼りたくなります。
そこで、皆の思いつかない回答を、晴明が出していきます。
ああ、解決して良かったですね。で、終わらないのがミソです。
ひとつひとつの出来事が、
なにかもっと大きな出来事につながる予感と
怖さがあります。
以下はネタバレの内容になります。
ネタバレが嫌な方は、この先を見ないでください。
~この巻の極意集~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
世界一短い呪(しゅ)は、名前
モノには生命が宿る
優しいコトバほどよく効く呪(しゅ)はない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このころの御所は、今の京都御所と違う所にあるのですね。
何度も火災で消失した後で、1331年に今の場所に正式に内裏として定められたとか。
そんなことも、知らなかった私。
このときの御所のあった場所の一角に、昔住んでいたのですが、
知っていれば、もうすこし、歩き回っておいたかな。
晴明神社も近くにあるのに、
当時は、神社の存在自体を知りませんでした。
ホントに知らないってもったいないと、思います。
(最終更新日2022年2月5日)