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あゆぽんのアセンション記録

ふつうの暮らしで進化をめざします

陰陽師 第二巻 朱雀

 

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「鬼のみちゆき」

 

 

 

平安時代の女性は、男性を待つだけだから、つらいですね。

 

心変わりした男性がよそに行ってしまい、自分のところには、来ない。

 

歌を詠(よ)んで、誘っても、来ないときは来ない。

 

 

待っている内に、

 

自分でもどうしようもない感情ができあがりそう。

 

 

待ち続けて、亡くなってしまった女性のその後の話。

 

 

 

 

鬼となっても、愛していた念だけは残っているから、

 

どうにかして男性に会いにいこうとしてしまう。

 

 

 

 

 

途中で邪魔をするものは、殺してしまう。

 

自分で自分を止められない。

 

 

 

晴明が、相談を受けて、次に同じことが起きないような解決をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下はネタバレの内容になります。

ネタバレが嫌な方は、この先を見ないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~この巻の極意集~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

モノにも意思があること

 

 

 

この世は目に見えない幾重(いくえ)もの層が重なってできている

 

それぞれの属する層はきまっていて、普通の状態では交わらない

 

しかし、何らかの呪(しゅ)でもって

出入口が開いた時

もしくは交わった時

同じ層で異界に住むもの同士が

顔をあわせるのだ

 

 

 

悪霊に対するときに必要なことは、恐れでも敬(うやま)いでもなく、理解

 

 

七という数字の持つ力

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

  

 

理解されること=癒やし(いやし)

 

は、そうだと思います。

 

自分の気がついていない部分を、

 

理解してもらえただけで、

 

ほぐれていく時はありますから。

 

 

 

 

 

 

 

「天邪鬼(あまのじゃく)」

 

 

上賀茂神社の横を抜けていく山の中に、

 

怪しい童(わらわ)が立っています。

 

通せんぼをしています。

 

「ここを通りたいのか?通りたくないのか?」という

 

問答をふっかけてきます。

 

 

「通りたい。」と言ったとたん、童は、巨大化して、

 

踏みつけられてしまいます。

 

そのまま、朝をむかえて、

 

背中に、一本の小枝が乗っているだけだったということに、気がつきます。

 

 

 

この問題を持ち込まれて、晴明がどうやって解き明かすのか、

 

想像ができませんでした。

 

 

 

晴明と博雅は、二人で上賀茂の山中に向かいます。

 

「ここを通りたいのか?通りたくないのか?」という

童の問答に対して、

 

博雅は、「通りたい。」と答え、名前を名乗り、

 

童に術をかけられて、動けなくなります。

 

晴明は、

「通らせたいのか通らせたくないのか、おまえの言うとおりにしよう。」

と言い、

 

童を怒らせます。

 

そして、呪文で縛り、童の本来の姿に戻します。

 

それは、四天王のひとつである広目天の踏みしめている邪鬼でした。

 

彫刻されていた場所から逃げ出して、

元々の木の場所に戻っていたというオチです。

 

 

解決してしまえば、なんだかほほ笑ましい。

 

 

こんなユーモアにあふれたお話も好きです。

 

 

 

 

 

原作者である夢枕獏さんと、岡野玲子さんのお二人が、

 

同時に、漫画化を願った結果生まれた、

 

奇跡のような作品であることも、

 

一巻と二巻の巻末で明かされています。

 

 

こんなめぐり合わせがあるのだと、読者として感動しました。



 


陰陽師 2 (ジェッツコミックス)

 

 

(最終更新日2022年2月9日)