陰陽師 第七巻

 

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「管公 女房歌合わせを賭けて囲碁に敵らむ」

(かんこう にょうぼう うたあわせをかけていごにあたらむ)

 

天徳四年(西暦960年)に清涼殿で実際に行われた

内裏歌合(だいりうたあわせ)の様子を再現しながら、

別のストーリーが進んでいきます。

 

岡野さんの描く精緻な絵の描写と

歌合の豪華さがよく合っています。

 

この世のものとは思えない、さぞや美しい極上の宴であっただろうと

想像します。

 

怨霊として当時恐れられていた管公が、

歌合の妨害をもくろんで、晴明の家にやってきます。

 

いろいろなツールで、

歌合の場の進行を遅らせるとか、

失敗を誘発するとか

しています。

 

意外とこんなふうにどこかで仕組まれたことで

現実は動いていくのかも。

 

離れた場所で、碁盤に向かっていても、

別の場所の事象をコントロールできる晴明。

 

なんでもできるっていいな~。

勉強と努力のたまものだろうけど。

 

晴明の家で暮らす真葛という女の子がいます。

式神や怨霊を見ても、臆すことなく向き合います。

 

その彼女が、白馬に乗った女神が天を駆けるのを

見つける様子が描かれています。

 

それが、本当に、美しく、壮大で、女神の姿を想像させるものになっています。

 

 

~この巻の極意集~

 

この世は幾層もの層が重なってできている

 

その異なる層が上から下まで一度に開いたのさ

 

言祝(ことほぎ)は最上の呪

 

最上の浄化

 

 

~~~~~~

 

読んでいると、管公は、

怨霊だけど、

どこか憎めなくて、話の通じる余地がありそうな感じがしてきます。

 

 


陰陽師 7 (ジェッツコミックス)