陰陽師 第十一巻

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とにかく分厚い一冊。

ボリュームがあります。

 

たぶん第一巻の二倍のページがあると思います。

 

 

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「安倍晴明 龍宮の宝玉を得ること」

(あべのせいめい りゅうぐうのほうぎょくをうること)

 

十巻の続きで、晴明は気を失います。

博雅は、晴明の身を案じて、不安になって涙、涙。

 

そのまま、晴明の意識は別の次元に飛びます。

彼にしかわからない何かをつかんで、魂が肉体に戻ります。

 

この巻以降は、周囲と自分の意識の違いが、どんどんひどくなります。

 

それでも、この世界に戻って、何かをなさなくてはならない晴明。

 

  

 

「キョーフの真葛サマ絵巻」

(きょーふのまくずさまえまき)

 

どんどん貫禄が増していく真葛。

 

その内面世界が、ほぼコマ割りなしで展開します。

 

こんな風に強くなりたいです。

  

 

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「安倍晴明 温明殿の霊剣を修理すること」

(あべのせいめい うんめいでんのれいけんをしゅりすること)

 

晴明の霊剣の修理と賀茂保憲の霊剣の修理は、セットだと、今頃気がつきました。

 

藤原兼通 と 藤原兼家

 

賀茂保憲 と 安倍晴明

 

それぞれの思いと

水面下の対立の構図が浮かび上がります。

 

人と人との感情は、物事を動かす力があります。

 

本心を隠していても、思い自体はなくなりません。

 

むしろ、隠すことで、本質が見えにくくなります。

 

他者にはわかっていなくてもいいのですが、
当事者はわかっていた方がいいので、

本質を見抜く目を持つことは、楽に道を歩くための鍵のひとつになります。

 

 

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「安倍晴明 闇に懐胎すること」

(あべのせいめい やみにくわいたいすること)

 

真葛はこれまで、晴明を守るために、

身を捧げてきました。

 

が、懐妊したことで、

これまでのように、身を捧げることができなくなりました。

 

その覚悟が、いいなと思って読んでいました。

 

 

 

 

「安倍晴明 闇を解くこと」

(あべのせいめい やみをとくこと)

 

これまでの晴明とは違う姿に、バージョンアップしました。

 

あまりにも違う感じがするので、

戸惑うほどです。

 

「これでいいのかな?」

と思いながらも、物語は進んでいきます。

 

もう、博雅以外の人とは、話していません。

 

でも、そのときの方が、生き生きとしていて、楽しそうです。

 

 

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現在の神護寺への道

 

 

「賀茂保憲 高雄山にて霊剣を修理すること」

(かものやすのり たかをさんにてれいけんをしゆりすること)

 

晴明だけでは、霊剣の修理は完了しません。

 

賀茂保憲の、陰陽寮での役割と力が必要です。

 

そして、これまでの、この二人の関係は、

お互いにいろいろ思うところがあって、

あまりうまくは、いっていません。

 

大きな目的のためには、

そのいきさつも乗り越えなさいと、浄化しなさいという

ミッションが来ます。

 

そのメッセージと、目的の重要性を認識したときに、

人は変わることができるのだと思いました。

 

内裏をバージョンアップするための、出来事が整っていきます。

 

 

 

~この巻の極意集~

 

霊剣を

あつかう

からには

 

まず 

己の

不純物の

一切を

とりのぞけとな・・・

 

~~~~~~

 

 

「すべてを生み出し

 すべてを育み

 すべてを終わらせる

 

 永遠の存在」

 

のメッセージを感じ取れるように生きたいと思いました。

 

 

 


陰陽師 11 (ジェッツコミックス)