以前読んで、気になっていたので、あらすじから書いてみます。
カッサンドラは、トロイアの王女で
兄弟に
世継ぎの王子ヘクトル
美青年で弓の名手パリス
がいます。
美しく成長したカッサンドラは、太陽神アポロンに愛されます。
アポロンは、カッサンドラに愛をささやき、
愛を受け入れてくれたら、予知能力をプレゼントしようと言います。
カッサンドラは、その愛を受け入れて、
確実な予知能力を手に入れます。
その後、予知能力を使い、アポロンが自分に興味を失う光景を視てしまいます。
結果、その先の悲劇を受け入れることができず、アポロンの愛を拒絶します。
怒ったアポロンは、
「カッサンドラの予言を誰も信じないようにする」
という罰を与えて、去って行きます。
その後、カッサンドラは、
- 弟のパリスをトロイアの王子として受け入れないように
- パリスが連れてきたヘレネーをトロイアに入国させないように
- ヘレネーをギリシャに返さないと、トロイアが滅びる
- トロイの木馬には、ギリシャ兵が潜んでいる
という未来を予言して、
そのすべてが、誰にも信じてもらえないという、むなしい日々を送ります。