「マトリックス」の続きです。
「真実を知った後で、どうしますか?」
という問いが、映画の後半部分です。
カンフーの訓練プログラムと、都市を歩く訓練プログラムがあります。
カンフーは「自分の限界をどうやって超えるか」が、テーマかなと思いました。
都市を歩く訓練プログラムそれ自体が、すばらしいと思いました。
多くの人々がビジネス街を歩くこのシーンは、屋外で大規模なロケをしたらしいです。
モーフィアスの言葉
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マトリックスとはシステムである。
人々はシステムに依存することにすっかり慣れてしまっており、
システムを守ろうとする
よって、システムの外に出る準備ができていない
我々(目覚めた人々)が、必死で救おうとしている人々は、
システムの一部にとりこまれている限りは、
我々の、敵である
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私たちが、助けようとしている、周囲の人々は、
真実の薬の存在を知らず、眠っているため、
真実をまとう主人公=ネオを、本能的に妨害します。
今は特に、この状況・感覚が、
ふに落ちるし、身にしみて、こたえます。
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システムには、エージェント=門番がいる
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インターネットの中にも、検索でヒットした言葉をチェックする門番がいます。
門番によって、インターネットでの人格が、バンされてしまいます。
システムから出る=自由ですが、
一方で、人は変化を恐れています。
眠っている人々は、
目覚める可能性(真実に生きると決意)と
エージェント=門番の可能性(嘘の中で生き続ける)の
両方を潜在的に備えています。
どちらに転ぶかというギリギリの選択が、日々起きています。
恐れを抜けて、真実と共に生きることで、ネオは救世主になることを決意します。
予言者(道案内人)の言葉を知ったネオに対して、モーフィアスが言った
「道を知ることと 歩むことは違う」
も、深いと思います。
予言はあくまで、起きうる可能性のひとつ。
その中から、どれを選ぶかは、ひとりひとりが決めることです。
ネオが覚醒して救世主となるのは、
「他者を救いたいという思い」と、
「愛されているという現実」の融合(ゆうごう)によるものです。
全てを超えて、不可能を可能にするのは、ハートからの愛です。
愛に満たされていないと、信念を貫けないし、光から闇へ落ちやすいです。
私たちは
愛を自分に満たし、周囲を救おうと努力することで、
自分自身の現実を、神として創造していける
可能性と希望を、
この映画を通して、感じました。
この映画の現実は、今現在、進行中です。
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