法隆寺は、奈良市から少し離れた場所にあります。
電車とバスを乗り継いで、参拝します。
「法隆寺は、世界最古の木造建築」と、歴史の授業で習いました。
聖徳太子の死後、もともとあった建物は、すべて焼失したそうです。
その後、西側の伽藍(がらん)が、奈良時代初期に再建されました。
その部分が、世界最古の木造建築といわれているようです。
金堂や五重塔が、有名です。
金堂の中には、
飛鳥時代の作である
- 釈迦三尊像(しゃかさんぞんぞう)
- 薬師如来像(やくしにょらいぞう)
- 四天王像(してんのうぞう)
鎌倉時代の作である
- 阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)
平安時代の作である
- 毘沙門像(びしゃもんぞう)
- 吉祥天像(きっしょうてんぞう)
が、安置されています。
釈迦三尊像は、鞍作止利(くらつくりのとり)による、
聖徳太子等身の像といわれています。
この仏像を拝観しても、歴史と仏像の造形美の流れを感じられます。
金堂や五重塔などの、西側伽藍(がらん)の再建の後も、
東側のエリアは何もない状態でした。
その荒れ果てていた斑鳩宮(いかるがのみや)のあった場所に、
奈良時代の高僧、行信(ぎょうしん)によって、
夢殿が再建されました。
そこを中心としたのが、東側の伽藍(がらん)の建物群です。
夢殿は、聖徳太子の居室の跡と言われていてます。
太子の生前の姿を、思いながら参拝しました。
この中宮寺も、もとは、別の場所にあったものが、
再建されたお寺になります。
法隆寺の西側伽藍の奥の方に、中宮寺に
そっと、出入りする道があります。
を参拝すると、心の底から満たされる思いになります。
永遠の聖母
母を大切に思う心
を感じました。
参拝の後は、
参道にあるお茶のお店で、一息つきます。
これも、旅の楽しみのひとつです。